Firebase を追加する | Flutter 3.27.4 | Windows 11

Flutter アプリに Firebase を追加する手順は、それほど複雑ではありません。Firebase ドキュメント(公式)で説明されている通りに実施すれば、すぐに対応できます。

Flutter アプリに Firebase を追加する | Firebase ドキュメント

しかし、十分に理解できない部分や、重篤な問題点もあるので、以下に補足します。

Firebase プロジェクトが必須

前提として、Flutter アプリが完成していて、そのアプリ(iOS / Android)の情報が既に Firebase プロジェクトに全て登録済みである必要があります。

まだ登録していなければ、先ずアプリの登録から行います。

Firebase | Google's Mobile and Web App Development Platform

Firebase プロジェクトにアプリを登録する際、後に Firebase CLI で自動的に設定されるべき対応も指示されますが、競合する為、それらは無視しなければなりません。

  • 設定ファイル「GoogleService-info.plist」のダウンロード(iOS)
  • 設定ファイル「google-services.json」のダウンロード(Android)
  • Firebase SDKの追加
  • 初期化コードの追加(iOS)
これらは無視しましょう、後に Firebase CLI で設定される為です。

コマンドライン ツールが必須

ウェブで調べたり ChatGPT 等の生成 AI に質問すると、手動で Firebase を追加する方法が示されてしまうことがあります。しかも、手動である程度は出来てしまうので、より混乱する結果になります。

2025/2/10 現在は Firebase CLI(コマンドライン インターフェース)での方法が必須です。CLI によって自動生成されるコードがある為、最終的に手動では上手くいきません。

Firebase CLI をインストールする | Firebase ドキュメント

Firebase CLI のインストール方法には選択肢がありますが、絶対に「スタンドアロン バイナリ」を選択してはいけない、というのが注意点です。

これは本当に酷い罠で、このバイナリは Firebase(或いは Node.js)の最新バージョンと互換性がなく、解決が出来ない以下のエラーで先に進められません(2025/2/10 現在)。

FirebaseCommandException: An error occured on the Firebase CLI when attempting to run a command.
COMMAND: firebase --version
ERROR: The FlutterFire CLI currently requires the official Firebase CLI to also be installed, see https://firebase.google.com/docs/cli#install_the_firebase_cli for how to install it.

故に、方法は「npm(Node Package Manager)」でのインストール一択になります。

まだ npm コマンドツールを Windows にインストールしていない場合は、以下の記事が参考になります。とても丁寧で、簡潔に説明されています。

WindowsでNode.jsをインストールしよう! (nvm-windows) | Zenn

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